JR大阪環状線外側には第二次世界大戦で大阪大空襲に遭わなかった地域があります。多くは木造住宅密集地として残っています。
戦前からの木造住宅に、戦後建てられた木造二階建瓦葺モルタルアパート(文化住宅)などが混在する地域は人口密集地でもあり庶民の生活が色濃く反映されている地区でもあります。
戦前の昭和と戦後の昭和が混在する木造住宅密集地区に付随する商店街は昭和20年代から40年代にかけて物凄い熱気と躍動感があったと思います。
三枚の写真は現在平成の大阪ですが、映画のセットのような昭和の匂いが残っています。
街で見かけるのは高齢者が多いです。
お風呂屋さんも結構残っています。
商店街です。
殆どの商店が閉まっています。
貸し店舗の案内がありますが案内看板自体が年代物の様になっています。
残念ながら、これらの木造住宅密集地は、若い子育て世代が少ないようです。
そして、玄関や郵便受けがガムテープで塞がれていたりして
結構空き家が目に付きます。
大阪市はこれら老朽木造住宅密集地の防災・減災対策推進に、
住宅立替支援をしています。
いずれマンションなどの防災住宅になり、
近い将来、街の姿が大きく変わるとのでしょう。
こうした昭和の匂いを残す静かな地域こそDEEP OSAKAだと思いますが・・