2021/12/29

昭和残存 ニッパー君『His Master's Voice』

昭和30年代40年代、とても賑わった大阪下町の商店街。

近隣に出来たショッピングモールや通販で、何時しか商店街の多くのお店はシャッターをおろしたままになりました。

そんなシャッター通りの一画に、古い雰囲気を漂わす電気店が開いてました。

多分、犬の平均寿命を何倍も上回る年月を過ごしたニッパー君が静かに店先に佇んでいます。

なんとなく肩のライン、眼差しが気になります。



蓄音機は置いてないのですが、ニッパー君はどこからか聞こえてくる

『His Master's Voice』に一身に耳を傾けてるのでしょうね。

追記
2021年10月当地を再訪したらこの店舗は取り壊されていました。
ニッパー君は何処へ?